worldmusicloverのブログ

季節やその時に心に届いた曲など日々の生活の中に溶け込む様な音楽を紹介していけたらと思います。

近代女性の礎

 

日本では今、歌手の安室奈美恵さんの引退が話題になっております。彼女は近代女性の生き方のひとつの象徴であると思います。

しかしアメリカの歌手ジャニス・ジョプリン 。彼女はその以前に近代女性文化の礎を築いた女性だったのかもしれません。

もし彼女が今のこの時代に生まれていたのならば、もっと楽に生きられたのではないだろうかと思います。しかし、それは有り得ない話しなのです。なぜなら彼女こそが、この近代女性文化の礎であるからです。

彼女は活動期間が僅か4年で27歳の若さで亡くなっております。彼女の人生を見つめると、「人には生まれ持った役目がある。」そんな感じをせざるを得ないのです。では彼女の役目とは何だったのか?それは彼女の生きた時代の彼女の存在自体そのものだったのでしょう。それは彼女の死後に時代が物語っています。例を上げると、この時代を境に女性のファッション誌の内容がこれまでの洋服の専門誌でなくなり女性のライフスタイルを取り上げるようになったことです。そこに当時の彼女の影響力は様々な意味で大きかったと思います。

彼女が亡くなり50年近く経ちますが、彼女のような存在は未だに現れないと言われます。それは彼女自身が今の近代女性文化を切り拓いたパイオニアであることを証明しております。

私には彼女がすべてを引き受け、新たな時代の扉を開いて行ったように思えてならないのです。

もし彼女の存在が無かったのなら今の女性達はもっと閉鎖的な時代を過ごしていたのかもしれませんね。

今もなお、メルローズ・アベニューを微笑みながら愛車のポルシェで駆け抜けて行く、そんな彼女が思い浮かんできます。

 

https://youtu.be/caiBo_wTxrY