worldmusicloverのブログ

季節やその時に心に届いた曲など日々の生活の中に溶け込む様な音楽を紹介していけたらと思います。

演奏革命

Doobie Brothers

What a fool Believes 1979

 

日本でもCMに使用され耳にした事がある方も多いでしょう。私は朝の目覚ましソングにしてます(笑) 

この曲の特徴は何と言っても心と身体が弾むリズムではないでしょうか。

これには当時普及し始めた「シーケンサー」と言われるコンピューター機器が大きく関わってます。シーケンサーとは同じ間隔で正確なリズム音を発生できる機器で当時のディスコ・ミュージックに使われ始めてました。またこの機器によりリズムを数値化でき様々な音楽のリズム解析と再現が可能となりました。この事は以前テレビ番組で日本のYMOさんが当時の事を詳しく話してます。当時YMOさん自身もコンピューターと楽器を同調させた、人の感性に響くリズムを追求しておられました。

それと当時、もうひとつ大きな存在が同時期に本格的な音楽演奏用に開発された「シンセサイザー」と言われるコンピューターによる音響合成装置です。これにより楽器に似せた音色が再現できる様になりました。そして、これらふたつの組み合わせによってバンドマン無しでも自動演奏が可能になり、「演奏革命」が起きました。

しかし、当時のシンセサイザーの音色は乏しく、人々の感性に響くにはまだまだバンドマンによる演奏が必要な時代であったのかも知れません。そんな変革期に誕生したのがこの曲でした。

https://youtu.be/qKYQNtF11eg