親日家?
バズ・フェイトン。ギターに詳しい方ならご存知かもしれません。1972年に解散したザ・ラスカルズのギタリストで解散後はフュージョン音楽の先駆けバンドである「 FULL MOON 」やラーセン=フェイトン・バンドでの活動の傍ら主にスタジオ・バックミュージシャンとして活動しており、知る人ぞ知る、一流のギタリストです。またバズ・フェイトンチューニングと言われる独自のギターチューニング方法を考案し、まさにギターを究めた方であります。このチューニング方法は和音の響きを良くするために、倍音同士がぶつからない様にチューニングするらしく、プロのこだわりを感じさせます。
そんなバズ・フェイトンさん、意外にも過去に日本のアーティストと関わっており、福山雅治さんの1994年発表のアルバム「 ON AND ON 」にギタリストとして参加しております。
この方はアメリカの方なのに、楽曲に合わせて何故こんなに情緒的な演奏が出来るのか不思議なくらい見事な演奏をしております。まさに「 音楽に国境は無い 」それを感じさせます。それとも余程ギャラが良かったのでしょうかね(笑)
当時の日本の音楽業界は羽振りが良かったのか、その他にも海外の一流ミュージシャンを起用した作品があり、ドリカムのアルバム「 beauty and harmony 」や、スマップのアルバム「 Smappies 」などがあります。今思えばとても贅沢な作品です。
当時は音楽を通して海外との交流があった良い時期だった様です。また最近では音楽配信の発達により、逆に海外で日本のポップスが見直されている様で、高い評価を受けています。また新しい交流に期待を寄せています。