worldmusicloverのブログ

季節やその時に心に届いた曲など日々の生活の中に溶け込む様な音楽を紹介していけたらと思います。

地球音楽

 新しい時代を迎えた昨今、日本と云う国に改めて関心を抱くようになったのは、私だけではないでしょう。

前回紹介した坂本龍一は、まさに、とうの昔から、どうやらその事に気づいていた人物のようである。彼は様々な音楽ジャンルを網羅できる才能を持つが、やはりYMO時代から日本を代表する世界的な音楽家なのだと、この作品を聴いて改めて実感させられた。それは1987年発売のアルバム「NEO GEO」と、それの続編とも言える89年発売の「BEAUTY」である。この作品は沖縄民謡やバリ島のケチャ、中国の二胡などの東洋の伝統楽器などと、西洋のロックやファンクまたはピアノやバイオリンなどのクラシック音楽を見事に融合して見せた圧巻な作品である。

この作品は「健全なグローバリゼーション」と評されたが、東洋音楽と西洋音楽が対等に調和した、この音楽に当時、世界中が驚き、おそらく誰もが不思議と納得させられた事だろう。沢山の音楽を聴いてきた人こそ、この音楽の素晴らしい価値が分かるのではないだろうか。これはもう「地球音楽」である。

 最近知った事だが、 世界で一番長く続いてる国は日本であり、日本古来の音楽は雅楽らしいがどうやら伝統後継者不足らしい。日本でも音楽家の大多数が西洋音楽の道に進むとの事。

是非、新たな可能性を模索し伝統を後世に残して戴きたい。

 日本人なら一度は耳にした事のある、お正月のあの曲「越天楽」をアレンジした作品だそうです。

トラロ会

「天越ゆる道」

https://youtu.be/5hTdEIceGqM